熱中症の症状段階とは?重度になるとこんな症状が…

7月も中旬になり、そろそろ梅雨明けでしょうか。

全国的に気温が高い日が続いているようですが、夏本番はこれから。特に今年は猛暑との予報も。

正しい熱中症対策で夏をのりきりましょう。

ところで熱中症には症状により、段階があるのをご存じでしょうか?3段階の症状は次のようなもの。

■熱中症1段階(めまいや失神、大量の発汗など)

熱中症レベル1

 

■熱中症2段階(頭痛、嘔吐、虚脱感など)

熱中症レベル2

 

■熱中症3段階(運動障害やけいれんなど)

熱中症レベル3

3段階はもちろん、2段階でも症状の進行によっては、無理をしないで救急車を呼んで対処しましょう。

 

【水分補給の方法にも気をつけましょう】

飲み物の選び方や飲み方を間違えると逆効果になる場合もあるのでご注意を。次のような飲み物や飲み方はよくありません。

■のどが乾いてから水分補給をする
のどが渇いたと感じた時は、すでに脱水状態です。のどが渇く前にこまめに摂取しましょう。

■甘いジュースや清涼飲料水を大量に飲む
糖分が多い飲料を大量に摂取すると、血糖値が急激上がります。高血糖の状態が続くと、余分な糖質が尿として排出されるため、脱水状態を引き起こすことに。

■経口補水液のガブ飲み
経口補水液は、軽度から中等度の脱水状態の場合に体から失われた水分や塩分などを速やかに補給できるように塩分濃度が高めに作られています。脱水状態になっていない人がたくさん飲むと体液のバランスが崩れてしまい、逆効果になってしまう可能性が。飲みすぎには注意しましょう。

■コーヒー、紅茶、緑茶などカフェインを含む飲料
カフェインには利尿作用があり、水分が排出されやすくなってしまいます。

■アルコール
アルコールには利尿作用があり、飲んだ以上の水分を尿として体外に排出させてしまうため、脱水症状を引き起こしやすくなってしまいます。

■冷え過ぎた飲み物
冷やしすぎたものを飲むと胃の働きが悪くなり、腸を刺激して下痢の原因にもなります。5~15℃くらいが腸で吸収されやすい温度とされています。

熱中症予防には水分補給ばかり考えがちですが、日ごろの食生活も重要なポイント。

朝食にご飯とみそ汁を食べることで、食事に含まれる水分やミネラルが体内に蓄えられます。
また、旬の野菜(ナスやきゅうり、トマト)や果物(スイカや桃、メロン)などは体の熱を下げたり、ミネラル補給ができるので、熱中症予防には最適です。

熱帯夜の睡眠不足にも注意して、日々の健康管理を見直してみましょう。

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