脳梗塞のサインを見逃していませんか?

やっと本格的な春の陽気になってきましたね
これから桜前線が北上し、花見の機会が増えると思いますが、飲みすぎ食べ過ぎにはご注意ください。

さて、季節の変わり目は朝晩の寒暖さも影響し、体に負担がかかりやすいとき。

不整脈のような症状はありませんか?

もし、そのようなことが思いあたるなら、脳梗塞の注意が必要です。

脳梗塞の原因として、不整脈の一種の心房細動が考えられるとのこと。

心房細動とは、心臓の心房がけいれんするように震えて、規則正しい拍動ができなくなった状態のことをいいます。

正常な心臓は、1分間に60~80回の収縮と拡張を繰り返し、血液を全身に送り出しています。

そのリズムは、心臓の右心房にある同結節がペースメーカーの役割をし、電気信号を正確に出すことによって生まれますが、何らかの原因で電気信号が乱れると、心房が不規則に震えてうまく収縮できなくなるのです。

心房細動の症状とは次のようなもの。

●胸が苦しい
●階段や坂を上るのがきつい
●息が切れやすい
●疲れやすい
●めまい、ふらつき

心房細動の原因としては、加齢のほかに「高血圧、糖尿病、拡張型心筋症や心筋肥大などの心疾患」によって起こることがあります。また、ストレス、過労、睡眠不足、暴飲暴食、アルコールやカフェインの過剰摂取、喫煙なども要因に…

■ 心房細動と脳梗塞の関係

心房細動は、心房が細かく不規則に動くため、心臓の中で血液がよどんで、血栓ができやすくなります。それが血流に乗り、脳の血管を詰まらせて脳梗塞を引き起こす原因となるのです。

心房細動が原因で起こる脳梗塞は、重症になることが多く、半数以上の方が亡くなるか、半身まひで要介護状態に陥るといわれます
怖いところは、無症状のことも多いため、元気だった人に突然起こることも!

■ 心房細動の予防法

心房細動は、高齢者に起こりやすいのですが、30~50歳代の働き盛りの方にも珍しくありません。

ストレスや睡眠不足が続いたときなどに、軽い心房細動を起こすことがあり、心房細動を放置していると、次第に回数が増え、慢性心房細動になることも。

慢性化すると、血栓ができる危険性も高くなり、ある日突然脳梗塞を起こすというケースが多いのです。

一般に「高血圧・糖尿病・心疾患」のある方は、心房細動を起こしやすいので、定期検査を受けることが大切です。

忙しい時期ですが、心臓からのサイン「心房細動」を見逃さないように気をつけましょう

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