視力の異常は早めに検査を

友人の中には、そろそろ老眼鏡が必要な人もでてきました。
これは老化現象のひとつですから、しかたないことですが、目の症状によっては糖尿病などが原因の場合も考えられますから、「おかしいな?」と思ったら早めに検査しましょう。

視力の異常といっても、障害の部分はさまざまです。

《 角膜の障害 》
角膜表面がゆがんだり、病気で角膜中心部ににごりがあって光を透過しない場合に、結像が正しくおこなわれなくなります。

《 水晶体の障害 》
水晶体がにごることによって、視力が低下します。
ただし、病状が光を通す中心部におよばない場合はそれほど影響ありません。

《 硝子(ガラス)体の障害 》
眼底出血が硝子体におよぶと、硝子体出血となり結像がさまたげられます。

《 網膜の障害 》
網膜うしろの部分の黄斑部に出血、または白斑や色素沈着、むくみなどがあります。

《 視神経の障害 》
眼圧が上がることなどで、視神経が異常を起こすことがあります。

次のような症状は注意が必要です!

■視野の中に何かが見える
目の前にごく小さな影や、アワのようなものが2~3個見えて視線の動きにつれて動くものは心配ありませんが、たくさん見える場合は、硝子体の中に異常があると考えられます。

■視野が狭くなる
中心部が見えなくなるもの、鼻側から狭くなるもの、外側から狭くなるものなどがあります。両目とも真ん中からメスで切ったように外側半分が見えなくなるのは脳腫瘍の疑いがあります。

■ものが二重に見える
突然ものが二つに見えるようになった場合は、眼球を動かす筋肉の神経がまひをおこしていると考えられます。

また、夏は紫外線から目をまもることも大切です。帽子やサングラスで予防しましょう。
しかし、サングラスをかけると瞳孔がふだんよりも大きく開くので、紫外線カットが不十分なレンズでは、かえってたくさんの紫外線が目に入るため危険な場合もあるようですよ。

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