お酒を飲まない方も気をつけましょう

明けましておめでとうございます。
どんなお正月を過ごされたでしょうか?

お正月にかかせないのが、おせち料理ですね。
おいしい料理に、いつもよりお酒の量が増えたという方も多いのではないでしょうか。お酒は百薬の長ともいわれますが、飲みすぎは禁物です。

飲みすぎが原因で思いうかぶのは「脂肪性肝炎」ですね。しかし、お酒を飲まない人の中にも、これに似たような症状が増えているのだそうです。

NASH(ナッシュ)ってご存知ですか?
非アルコール性脂肪性肝炎とも呼ばれています。

お酒を飲まなくても、肝臓の細胞に強い炎症がおきて、重症になると肝硬変や肝臓がんに進む病気です。
NASHになる原因は、いろいろな説があるそうですが、前の段階では必ず「脂肪肝」であるとのこと。また、これは脂肪肝の約1割にみられ、中年から高年齢の方に多く、発症してもほとんど自覚症状がないために進行しやすいので注意しましょう。

危険度の目安のひとつは、肥満であるかどうかだといわれています。

お酒を飲まない人の肥満と、脂肪肝との関連は調査でもわかっているそうで、計算によると成人の10人に1人が脂肪肝という結果になるそうです。

肥満を解消するためにも、日ごろから体を動かしたり、運動で余分な脂肪を燃やすようにしましょう。

しかし、肥満解消だけでは予防法としては不十分で、野菜を中心とした、バランスがよい食生活に気をつけることも必要です。
というのは、肥満でない人の中にも脂肪肝が見つかっていて、その方たちに共通していたのは、コレステロールの過剰な取りすぎだったそうです。

卵やお菓子類などの、高コレステロール食品を頻繁に食べると、脂肪肝の原因になる場合があります。
コレステロールには、脂肪の合成を促進する働きがあり、肝細胞にたまり過ぎると、止めどもなく脂肪を作り出してしまうのです。

ちなみに個人差はありますが、脂肪細胞は体の中に約600億個あるといわれています。人間の体全体の細胞は60兆個なので、そのうちの1%が脂肪細胞ということになります。
その脂肪細胞は、分裂や増殖をくり返すことがわかっていて、体の中の余分な中性脂肪を取り込み、どんどん大きく膨らむことをくり返すことで肥満が進んでいきます。

内臓脂肪を解消するには、次のようなポイントがあります。

・腹八分目を心がける
・お酒をひかえる
・運動をする
・タバコは吸わないようにする
・バランスのとれた食生活をする
・休養や趣味などでストレスを解消する

脂肪を減らすためには、あるていどの努力が必要ですが、極端なことはかえってストレスになるので、できるところから始めて自分のペースで継続していきましょう。
無理をしてスポーツを始めてみても、続けないと意味がありません。必ずしもスポーツが運動とは限らず、日常生活での「座るより立つ」「車に乗るより歩く」などの生活習慣をつけることも大切です。
1日に1万歩、または30分~60分くらいのウォーキングがおすすめですが、歩くことが義務になったり、プレッシャーになるのでは逆効果です。

軽い食事制限と運動習慣から始めて、少しずつ時間をかけて減量するほうが、リバウンドも起きにくいようですよ。

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