2005年 5月 の投稿一覧

自分の好きなところをさがしましょう 

そろそろ梅雨の季節ですね。「あ~うっとうしい・・・」という方も多いでしょうが、私は小学生の頃に渇水を経験したことが今だに忘れられません。バケツをいくつも持って給水車に並んだりしてましたから・・・
だからこの時期に雨が少ないと、とっても不安になります。考えても仕方ないんですけどね(笑)みなさんはいかかがですか?

さて、前回「他人の目を気にしすぎること」は心や身体によくないという話を紹介しました。今回はそれに関連して「自分を愛すること」の必要性です。

斎藤茂太さんの本にこんな一節があります。
「何より私のいいところは、クヨクヨ悩まないことだ。
精神科という医者の立場上、心を病んでいる人とさまざまな話をする機会が多いが、概して彼らは頭がよすぎるようだ。ふつうの人には考えられないようなことまで予想して悩んでしまうのである。偏差値に始まり、ともすれば人をランクづけすることが多い世の中だ。広い世の中には優秀な人も多いから、こうしたランクづけで常に上位を占めるのはむずかしい。

そうしたことから自己否定になり、ついにはうつ状態に落ち込んでしまった患者さんもいる。そういう方に接していると、しばしば、『もっと自分を愛しなさい』と肩をポンとたたきたくなる。自分で自分を評価できなくて、どうして長い人生を生きていかれるだろうか。自分は自分自身の最大の味方であり、最高の評価をする人間でありたい。

熱帯雨林の樹木は、木質に締まりがなく、木材としての評価は低い。
気温が高く、多雨である熱帯は、植物にとっては最高に育ちやすい条件に恵まれすぎているためだ。反対に、陽光に恵まれず、厳しい寒さにさらされて育つ北国の樹木は木質が締まり、良質の木材になる。人間もそれと同じではないだろうか。
トラブルに遭遇したら、『これを乗り越えれば、自分は一段スキルアップできる。人間的にも一段ステップアップするチャンスなのだ』と前向きに考えよう。常に前を向いていれば、前途のかすかな光明も大きくとらえることができるものだ。」

十人十色といいますが、人さまざまですから人と自分を比べないことですね。
自分のよいところを自分で認めることが必要みたいです。
それが充実した生活をおくる秘訣かもしれません。

人の目を気にしすぎていませんか?

0790732d.jpg5月も中旬になりました。新年度の4月から就職や転勤、または緒事情で転職の方も、そろそろ新しい環境にようやくなれた頃でしょうか?

気が張っているときには日々の生活がアッという間に過ぎていきますが、環境になじんで気持ちによゆうができるといろんなことを考えたりしますよね。
こんな時期によくいわれるのが5月病です。
今までがんばった分、目標がみつからなくなった時やフッと気がゆるんだ時に、精神的に不安定になる症状のようです。

5月病にかかりやすい方は「まじめできちょうめん」な人。
そつなく毎日の仕事や生活をこなしている方です。
きっと、気がつかないうちにストレスや不満がたまっているのが原因のひとつかもしれません。また、なれない環境で「他人の目」を気にして仕事(生活)していることも大きいのではないでしょうか?多かれ少なかれ、ほとんどの方が経験していることだと思いますので、必要以上に深刻になることはありませんが、過剰になると問題です。心だけでなく、身体にも悪影響がでてきます。

他人の目が気になる人は、自分に自身がなく自己評価が低い反面もっと注目されたい、認められたいという欲求がある方らしいです。
自信がないから、無理して他人の基準に自分をあわせようとして、似合わないファッションをしたり、好きでもないことにつきあってしまう・・・そういう生活を長く続けていると、やがて他人の目に振り回されるのは苦痛だと心が悲鳴をあげて、不眠やうつ状態になるのだそうです。

思い当たることがあれば、たまには心を自由にしてあげましょう!
本当に好きだと思えること、心からいいと思うことをやってみる、または探してみましょう。

もともと人間は人のことを認めないところがあります。
「自分より、はるかにすばらしい人だ」とは、なかなか言わないものです。嫉妬や羨望がじゃまをして他人をほめることは少ないのです。なぜなら、まず自分を認めてほしいから。
親切なアドバイスは素直に受け入れることが必要ですが、必要以上に他人の言葉に一喜一憂するのは精神的によくありません。

「自分が思っているほど他人は自分のことを気にしていない(見ていない)」
という言葉をどこかで聞いたことがあります。
そう考えて、心が疲れたな・・・と感じたら、まず趣味などノルマがないもので、本当に自分が好きなことをしてみましょう!
きっと、心も体もちょっぴり元気になると思いますよ。