2007年 8月 の投稿一覧

視力の異常は早めに検査を

友人の中には、そろそろ老眼鏡が必要な人もでてきました。
これは老化現象のひとつですから、しかたないことですが、目の症状によっては糖尿病などが原因の場合も考えられますから、「おかしいな?」と思ったら早めに検査しましょう。

視力の異常といっても、障害の部分はさまざまです。

《 角膜の障害 》
角膜表面がゆがんだり、病気で角膜中心部ににごりがあって光を透過しない場合に、結像が正しくおこなわれなくなります。

《 水晶体の障害 》
水晶体がにごることによって、視力が低下します。
ただし、病状が光を通す中心部におよばない場合はそれほど影響ありません。

《 硝子(ガラス)体の障害 》
眼底出血が硝子体におよぶと、硝子体出血となり結像がさまたげられます。

《 網膜の障害 》
網膜うしろの部分の黄斑部に出血、または白斑や色素沈着、むくみなどがあります。

《 視神経の障害 》
眼圧が上がることなどで、視神経が異常を起こすことがあります。

次のような症状は注意が必要です!

■視野の中に何かが見える
目の前にごく小さな影や、アワのようなものが2~3個見えて視線の動きにつれて動くものは心配ありませんが、たくさん見える場合は、硝子体の中に異常があると考えられます。

■視野が狭くなる
中心部が見えなくなるもの、鼻側から狭くなるもの、外側から狭くなるものなどがあります。両目とも真ん中からメスで切ったように外側半分が見えなくなるのは脳腫瘍の疑いがあります。

■ものが二重に見える
突然ものが二つに見えるようになった場合は、眼球を動かす筋肉の神経がまひをおこしていると考えられます。

また、夏は紫外線から目をまもることも大切です。帽子やサングラスで予防しましょう。
しかし、サングラスをかけると瞳孔がふだんよりも大きく開くので、紫外線カットが不十分なレンズでは、かえってたくさんの紫外線が目に入るため危険な場合もあるようですよ。

手足のしびれは要注意!

健康の基本は予防です。

こんな「からだからのメッセージ」を見のがしてはいませんか?
第2回は手足のしびれについてのお話です。

しびれの症状によっては、次のようなことが考えられます。

・脳の障害
体のおもに片側全体で、起床時や運動中に短い時間感覚が鈍くなるようなしびれが起こるとき。

・脊髄や神経根の障害
何かをしたときにしびれる、もしくは、しびれるときがいつも同じで(夜、朝など)、体を動かしたときに両手両足全体、あるいは両側の手足の一部に電流が流れるような強いしびれが起こるとき。

・末梢神経の障害
しびれ方がビリビリする、ものがはりついた感じなどの特徴があり、体の片側の一部や、左右対称の手足の末端に連続してものがはりついたようなしびれが起こるとき。

しびれは脳疾患の疑いもありますから、自己診断にたよるのは危険です。特に半身にしびれが出て、頭痛や吐き気、意識の異常がみられるときはすぐに病院へ行きましょう。