2008年 7月 の投稿一覧

スイカはどこまで食べていますか?

全国的に梅雨明けしたようで、いよいよ夏本番です。

ところで、夏の定番といえばスイカですね~

子供のころは、食べ残りをカブトムシにあげるのが楽しみでした。

スイカは90%が水分ですが、意外にもからだによい成分が多く含まれているといわれます。

実の赤い部分は、トマトで話題になったリコピンという抗酸化作用がある色素成分。また、アミノ酸成分のシトルリンにも抗酸化作用があり、たくさんのサプリメントもでています。

他にも、カリウムの水分代謝をよくする働きで、むくみや高血圧などによいとのこと。

ほとんどの方は、赤い部分しか食べないと思いますが白い皮の部分にも実と同じくらいの栄養素があります。うちでは、たまに漬物にしていますが、子供たちには人気がありません…

漬物以外で、おいしい食べ方はあるのでしょうか?

とにかく、栄養価を考えるなら、スイカは白皮も残さず利用することです。

ちなみに、タネの部分は煮詰めるとスイカの種茶といって、血圧やコレステロール値を下げる作用がある飲み物になるそうです。

これは手足の冷えにもよいそうですから、機会があればおためしください。

夏は「心」がみだれやすい

東洋医学では、夏はもっともがみだれる時期だとされています。

この「心(しん)」は、こころ(気持ち)のことではなく、心臓や血液循環器系、小腸などをさします。

夏は気温が高いために、からだがオーバーヒートしやすい状態に。これをしずめるためには、苦味があるものを食べることがよいといわれています。

苦味がある食べ物には、強心、消炎、止血、解熱、鎮痛作用があり、働きすぎで疲れた「心」を、正常に戻してくれるためだとか。
便秘の予防や改善にもよいそうですよ。

苦味の食材には、次のようなものがあります。

・ごぼう
・ゴーヤー(苦瓜)
・魚の内臓
・緑茶や紅茶
・ビール
・コーヒーなど

しかし、とりすぎはよくありません。
特に冷え性や胃腸が弱い方は、苦味の食材を食べすぎると、からだを冷やしすぎるので注意しましょう。

また、室内にいることが多く、冷房でからだの外から冷やされる状態が続くときには、辛味のある食材を薬味としてたっぷりとることがオススメです。

たとえば「しょうが」「ニラ」「ネギ」「七味唐辛子」「大葉」などは、胃腸を温めてくれる作用があります。

夏はどうしても、冷たいそうめんや、冷麦などを食べる機会が多くなりますが、そんなときは忘れずに薬味を入れるようにしてくださいね!