2008年 8月 の投稿一覧

無理して食べていませんか?

今年の残暑は昨年ほどではなく、朝晩は秋の気配を感じさせるような、肌寒い日も増えてきました。

季節の変わりめは、体調をくずしやすいので、カゼなどひかないように気をつけてください。

もし、かかったかな?と思ったら、まずは休養です!

栄養をつけることも必要ですが、無理して食べることで体力を消耗させ、カゼを長引かせることにも…

昔は「とにかく、食べて栄養をつけること」と、いわれていましたが、今はどちらかといえば栄養過多ぎみですから、数日ていどの食欲不振なら、あせらずに安静にしておくほうがよいようです。

なぜかというと、ものを食べるときには、消化・吸収によって大きなエネルギーが使われます。

カゼのときには免疫機能が働くことで、体温が上がりウィルスと戦っている状態ですから、できればそちらへエネルギーを使う方が効率的だといわれています。

水分補給は大切ですが、食事で必要以上に体力を使い、回復を遅らせてはなんにもなりません。

「カゼで食欲がない…」というときは、脳が「食べるな」という命令をしているときなので、無理に食べる必要はないとのこと。

もともと人間のからだは、あるていどの飢えには耐えられるようにできているといわれ、1日3回の食事が必ず必要だということではないようです。

食べたくないときは、無理して食事しないほうが自然なのかもしれませんね。

しかし、食欲不振が長く続くようであれば、他の原因が考えられますから、早めに診察してもらいましょう。

ちなみに、カゼや体調不良のときの水分補給には、冷たい飲み物よりも「薄いスープ」や「みそ汁のうわずみの汁」がおすすめです!

これは、からだの生理的な水分と性質が近いので、弱ったからだにも無理なく吸収されるからです。

夏バテ解消はこのツボで!

 

8月に入り、厳しい暑さが続いていますが、夏バテしていませんか?

夏バテやむくみを解消するには、ツボ押しもひとつの方法です。

「足三里」「公孫」というツボは、胃の働きを高め食欲を回復するといわれます。
「最近バテぎみで気力がわかない…」という方はぜひおためしください。

■ツボを押すときの方法と注意点

まず深呼吸して、体と気持ちをリラックスさせます。

息を吸うと筋肉が硬くなります。このときに押すと、筋肉を傷めることがありますから、ゆっくりと息を吐きながら押すようにしましょう。

力を入れるときや、指をはなすときはゆっくり行うことがポイントです。

力を入れる長さは、1つのツボにつき1回に3~5秒くらいを5~10回くりかえします。全身で20分くらいが目安といわれています。

あまり長く押しすぎたり、押す回数が多すぎると逆に気血の流れが悪くなる場合もあります。刺激が足りないと思うときは、朝と夜にするなど、時間をあけるようにしましょう。

足三里のツボすねの外側の筋肉が始まるところで、ひざの皿の下端から指幅4本分下。
押したときに筋肉がややへこむ部分。

公孫のツボ足の親指のつけ根のでっぱった骨が終わる部分の下、土踏まずのカーブが始まる部分。
予防医学学術刊行物「ほすぴ」104号参照