2011年 9月 の投稿一覧

「アミノ酸スコア100」の食品で良質なタンパク質を!

先日の台風一過で、こちらはすっかり秋らしい気候になりました。

秋といえば、読書、芸術、スポーツなどと言われますが、食欲の秋もはずせません!

秋は果物などの食材が豊富なこともありますが、冬に備えて栄養を蓄える動物の本能かもしれませんね。しかし、最近は肥満や糖尿病を気にするあまり、無理な食事制限や過剰なダイエットをされる人が増えているようです。

気をつけたいことは、食事を抜くことで、不足したエネルギーを体内でおぎなうようになるため、骨格筋や骨にあるタンパク質が分解されます。これにより、筋肉や骨の量が低下することがあるのです。

このような状態が続くと、高齢になったときに運動神経の衰えや、骨折などをしやすくなることに…

そうならないためにも、肥満防止対策はバランスのよい食事と、適度な運動で解消するようにしましょう!

ちなみに、骨格筋や骨の材料となるタンパク質は、アミノ酸で構成されています。

アミノ酸には、必須アミノ酸と非必須アミノ酸がありますが、必須アミノ酸は体の中で合成できないため、食物から摂取しないといけません。

そこで、効率よく体外からアミノ酸をとるために参考にしたいのが、アミノ酸スコア

アミノ酸スコアとは、必須アミノ酸が体にとって望ましい量に対して、どれくらいの割合で含まれるかを示す数値です。最高値は100で、数値が高いほど良質なタンパク質と呼ばれています。

次のような食材が、アミノ酸スコア100と言われています。

・牛肉(サーロイン)
・鶏肉(モモ」・ムネ・ひき肉)
・豚肉(ロースの脂身なし)
・羊肉(ロース)
・レバー(牛・鶏・豚)
・卵
・牛乳
・ヨーグルト(無糖)
・ベーコン
・プロセスチーズ
・大豆、納豆、豆腐
・魚類(アジ、イワシ、サケ、カツオ、マグロ、サンマ)

特に、魚にはカルシウムを促進するビタミンDが含まれ、大豆製品にはカルシウムや筋肉の収縮を調整するマグネシウムが含まれているのでおすすめです。

さらに野菜など、ビタミンを含んだ食材を加えて、煮る、焼く、揚げるなどの調理法を工夫して、バランス良い食生活を続けるとよいですね。

秋も花粉症の季節です!

先日、何気なく見ていたテレビで気になるニュースが。

岐阜県で原因不明の目のかゆみや、目がはれるという症状が突然増えたとのこと。

原因は特定できていないとはいえ、どうもイネの花粉が台風によってまき散らされたことが関係しているようです。

もともとイネの花粉は遠くに飛ばないようなのですが、今回の大型台風で広い範囲に花粉が散らばったのではないかと…

こんな関連記事もありました。

かゆみ症状、児童生徒ら2000人余…原因不明 (2011年9月8日 読売新聞)

「岐阜県の西濃地方を中心に、小中高など多数の児童生徒や教職員が目のかゆみやじんまじんなどを訴えた問題で、県教育委員会は7日、同日現在で13市町計96校の2174人が同様の症状を訴えていると発表した。

これまで、アレルギーのような症状が集団で出たケースはないが、いずれも軽症だという。県教委によると、この日、発症者が最も多く確認されたのは大垣市の892人、次いで安八町の204人だった。2174人のうち、教職員は40人で、症状は児童生徒に集中しているという。

今の時期は、西濃地方や岐阜市などで県のブランド米「ハツシモ」が開花しており、花粉を出している。台風12号の強風で花粉が飛散し、イネ科の花粉によるアレルギーが発症したとも考えられるが、原因は特定できていない。

県教委は8日も西濃地方や岐阜市などの学校や医療機関から聞き取り調査を実施し、原因解明を進める。」

ところで、秋といえばイネに限らず、河川敷でよく見かける「セイタカアワダチソウ」などが原因の花粉症も増える季節です。

目のかゆみや、鼻水などの症状がみられたら花粉が原因かもしれません。
早めに対策を。