台風の前後に起こる?気象病とは…

台風

台風19号の被災から約一週間。まだまだ被害状況は拡大しそうです。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

ここ毎年、甚大な被害を目の当たりにしますが、これが環境の変化によるものならば、少しでも早く対策を考えないといけませんね…

ところで、気象病はごぞんじでしょうか?

気象病とは、気温や湿度、気圧などの気象の急激な変化が原因で起こる症状です。特に影響するのが気圧の変化。

気圧の変化を感じるセンサーは、耳の奥の内耳にあり、気圧が変化すると内耳から脳に伝達され、体を順応させようとします。この内耳が気圧の変化に過敏に反応すると、わずかな変化でも脳に過剰な情報が伝わり、自律神経が乱れ、さまざまな体調不良を起こすと考えられています。

台風の前後は気圧が急激に変化するため、1~2日前から体調に異変を感じる場合も。特に秋の台風は夏に比べて気圧の変化が大きいため、症状が出やすくなります。

■ 気象病の主な症状

頭痛、めまい、吐き気、肩こり、腰痛、倦怠感、じんましん、眠気など

頭痛やめまい

■ 気象病を起こしやすい人

・乗り物酔いしやすい(内耳が敏感)
・飛行機に乗ると耳が痛くなる
・耳鳴りがしやすい
・冷房をかけると体の節々が痛む
・ストレスを感じやすいなど

■ 気象病予防のポイント

・耳のマッサージをして、耳周辺の血流を良くする

・ぬるめのお湯でゆっくり入浴し、自律神経のバランスを整える

・日記やアプリを活用して気圧の変化に備える

入浴

気象データとその日の体調を記録し、気温や湿度、気圧などの変化が体調にどう関わっているかをチェック。気圧予報で症状が起こりやすいタイミングが分かる体調管理のアプリなどを活用するとよいでしょう。

また、自律神経のバランスを整えることが大切。
自律神経を整えるためには、十分な睡眠、適度な運動も不可欠です。日々の規則正しい生活を心がけましょう。

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