心と色の関係

色彩色彩の重要性はご存知だと思います。カラーコーディネーターという専門職があるくらいですから。身の回りを見渡すと、本当にさまざまな色(色彩)に囲まれて生活していることに気づきます。

アメリカのある色彩学者が、こんな実験をしてみたそうです。
『抑うつ症の妻を抱えて悩んでいた夫が、色彩専門家のすすめにしたがって、自宅の居室を改装し、いくつかの装飾品も買ってきて、部屋の雰囲気を変えてみた。
青い壁を赤系統、たとえばピンクとか、あわいオレンジ色に変えたり、室内の品物も入れ替え、赤やオレンジ調の絵画、置物、花びんなどを入れた。はじめは無関心だった妻も、だんだんこの改装に興味を示し、一ヶ月もたたないうちに、うつ状態だった彼女が明るく、ほがらかな妻に変身したのである。』

このように、室内の色(色彩)は心の健康に重要な役割をするようです。壁や装飾品以外に、室内照明の色も大事だとか。

『同じ明るさでも青っぽい蛍光灯の中にいると、さっぱりとした気分になり、活動的になり、時間のたつのを早く感じる。反対に黄色っぽい白熱灯のもとでは、暖かく落ち着いた気分になり、体もリラックスしてくる。心が安定すれば副交感神経のはたらきも促進されて食欲が増進する。さらに白熱灯によって料理の色の見えがよくなれば、当然食欲は一層高まることになる』

お部屋の中は安らげる空間になってますか?

ちなみに、赤ちょうちんにサラリーマンが集まるのは、この白熱灯の照明によって心が安らぐ空間だからだそうです。機会があれば、ご主人やお父さんに聞いてみてください。(笑)

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