温泉は「毒」にもなる!?

お盆休みは家族で温泉旅行という方も多いかもしれませんね。

のんびり湯につかって、おいしい料理に舌つづみを・・・なんて、こういう機会がないとなかなかできませんね。

ところで「温泉は万病に効く」とは思っていませんか?

温泉療養の基本は長期滞在の「湯治」で、1日、2日くらいで病気が治ることはありません。
たとえばストレス解消のためでも、医学的には3日から4日の滞在が必要だそうです。なぜかというと、交感神経や内分泌系などは、新しい環境によって活動を始めますが、再調整されるまでに最低でもそれくらいの時間がかかるからだそうです。

また、「せっかく温泉に来たんだから」と1日に5、6回も入浴していませんか?
これは体に悪く、入浴は日に2回以下にするのがよいとのこと。特に病状が進行している時期や安静を要するときには、どんな病気であっても温泉には入らないほうがよいそうです。

あの夏目漱石が滞在先の温泉で大喀血をして生死をさまよったのも「胃潰瘍の療養」で温泉の入り方を間違えたからとのこと。早く病気を治そうと、1日に3、4回も長時間入浴を繰り返した結果、かえって潰瘍が悪化し大喀血したのだそうです。

温泉旅行も短期間の場合は純粋なレジャーとして楽しむことがよいようですよ。

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