毒素を出して、からだをきれいにしましょう!

毎日のように、食の安全性が取り上げられていますね。

日本は食物の自給率が低いので、輸入食品に頼るのはさけられないようです。また、インスタント食品などの添加物を含むものを口にすることも増えました。

もしかしたら、知らないうちにからだに悪い物質が蓄積されているかもしれません…しかし、私たちのからだには、新陳代謝をおこない有害なものを排出する、ありがたい機能もそなわっているのです。

腎臓で作られる尿もそのひとつです。

尿といえばアンモニアが思い浮かびますが、それ以外にも尿素、塩分、クレアチニン、尿酸、カリウム、マグネシムなどの成分が含まれています。また、尿の色は、腎臓にとどまっている時間が長いと濃くなり、短いと薄くなります。

腎臓で作られた尿は、ぼうこうにたまります。ぼうこうの許容量は、約500mlといわれていますが、200~300mlほどたまると、神経が刺激され、「おしっこがしたい」と感じるようになるのです。

急性ぼうこう炎は、細菌感染によっておこるもので、がまんのしすぎや、過労が原因となることもあります。症状は、残尿感、頻尿、排尿痛、にごり、血尿など。
この場合、安静にして水分を大量にとり、ぼうこう内の細菌を洗い流すことで、1~2週間で症状が軽くなることもあるそうです。

また、尿の量でも病気の状態がわかるといわれています。

一般的に1日の尿の量は、1.5ℓくらいだといわれていますが、3ℓを超えるような場合は「糖尿病」や、尿がつくられるのを抑えるホルモンが不足して起こる「尿崩症」、または「慢性腎不全」などの病気が考えられるとのこと。

反対に尿が500ml以下と少ない場合は、「急性腎炎」「急性腎不全」「ネフローゼ症候群」また、慢性腎不全が進行すると、多尿から尿が少ない状態になるといわれています。

このように尿は体の老廃物を出したり、病気を教えてくれたりと、大切な役割をしています。健康な尿を出して、からだの中をきれいにするためにも、次のようなことをお試しください。

【 水を飲むこと 】
解毒の基本は水を飲むことです。水を飲むことで、体の代謝がスムーズになり、細胞が活性されていきます。特に、尿から有害物質を出すためには、尿の濃度をうすく保つことが必要で、水分が不足して尿の濃度が高くなると、有害物質が溶けずに体の中に残ってしまいます。

飲む量の目安は1日に1ℓから2ℓで、1度に大量に飲むのではなくこまめに分けて飲むことがポイントです。ただし、病気で水分制限がある方は、必ず医師に相談しましょう。

【 毒出し食材を食べる 】
野菜や果物、海藻類などの食物繊維は、尿や便を出しやすくするので、日ごろからたっぷり取るように心がけましょう。
次のような食材に毒出し作用があるといわれています。

■ 体内の有害物質を包み込み、吸収させなくするもの
「 長ねぎ、ニラ、玉ねぎ、にんにく 」

■ 有害物質を無毒化するのを助けるもの
「 ブロッコリー、キャベツ、大根 」

■ 有害物質の体外への排出をうながすもの
「 リンゴ、ごぼう、きのこ類、海藻類 」

今日から、ちょっと多めに食べるようにしてみませんか?

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