ビタミンのとりすぎに注意しましょう

最近はマルチビタミンのように、たくさんの栄養素が簡単にとれるサプリメントも多くなりましたね。

ビタミンが不足するとからだの機能に、さまざまな障害があらわれます。
たとえば、ビタミンB1がたりなくなると、糖質の代謝が悪くなることで、神経の働きにも影響し「疲れやすい」「食欲不振」「手足がしびれる」などの症状がみられるようになります。

しかし、必要以上にとると、悪影響が出るビタミンもあります。

ビタミンには水溶性脂溶性があり、水溶性ビタミンは尿に溶けて排出されるので、過剰症になることはありませんが、脂溶性のビタミン類は、とりすぎるとからだに蓄積されて不調の原因になることもありますから、注意しましょう。

脂溶性ビタミンとは「A」「D」「E」「K」で、次のような症状がみられることがあるそうです。

■ビタミンAが過剰になると…
頭痛、めまい、下痢、鼻血、毛が抜けやすくなったり、肝臓の機能低下などになるといわれます。しかし摂取をやめれば、ほとんどの場合は改善するようです。

■ビタミンDが過剰になると…
頭痛、下痢、嘔吐などの症状があらわれ、症状が進むと関節、腎臓、すい臓、リンパ節などにカルシウムがたまり、腎機能が低下して、尿毒症になることもあるそうです。いったん低下した腎機能は回復しないので、特にビタミンDの取りすぎには気をつけましょう。

ビタミンはふだんの食事からとるのが理想ですが、手軽なサプリメントを利用されている方も多いと思います。お使いのものが、脂溶性ビタミンであれば、食べる量に気をつけてくださいね。

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