低体温症に気をつけましょう

先月までは、全国的にポカポカ陽気の日も多かったようですが、クリスマスが近づくにしたがって、寒さが厳しくなってきました。

個人的に、寒いのは苦手なんですが、気温が下がらないとクリスマスや年末は盛り上がりませんね(笑

さて、この季節は「冷え性でつらい…」という声をよく聞きます。

女性の方に多いようですが、冷え性は手足など体の一部が慢性的に冷えている状態で、自覚できます。

いっぽう似たような表現で低体温というのを聞かれたことがあると思います。

低体温とは平熱が35度台、またはそれ以下で、体全体が冷えて体温調節が
働かなくなる状態です。冷え性と違い、自覚していない人がほとんどです。

低体温は、体にさまざまな悪影響を与えます。

人の体温は、36~37度の状態が体内の酵素が最も活性化され、細胞の新陳代謝も活発におこなわれ、免疫力が高い状態だといわれます。

なので、カゼやウイルスなどに対する抵抗力もありますが、低体温の場合は、免疫力が落ちているため、感染症にかかりやすくなったり、代謝不良による肥満がおこりやすくなるのです。

体温が1度下がるだけで、免疫力は30%以上、基礎代謝は10%以上低下するといわれます。

肩こり、頭痛、腰痛、生理痛、不眠などの症状も低体温が原因であらわれる場合が多いとのこと。

低体温の原因は、普段の食生活や生活習慣にあると考えられます。

次のような生活をしていませんか?

・朝食を抜いたり、過剰なダイエットなど乱れた食習慣をしている
・冷たい物や甘い物をよく食べる
・冷暖房完備の生活で、汗をあまりかかない
・浴槽につからず、シャワーだけの入浴をしている
・運動不足で筋力が低下している
・過度のストレスを感じることがよくある
・夜型の生活をしている

複数思い当たる方は、低体温症に気をつけた方がよさそうです。改善方法は、下記をご参考ください。

朝食をしっかり食べる
朝食を抜くと午前中の体温が上がりにくくなり、学習や労働意欲の低下、疲労の度合いが強くなります。

体を温める物を食べる
唐辛子や山椒、生姜、カモミールやサフランなどのハーブなど、体を温める食材や温かい鍋・汁料理を食べるようにしましょう。

積極的に運動を行う
筋肉を鍛えることで基礎代謝が高くなり、体温も上がりやすくなります。

ストレスとうまく付き合う
ストレスは体温を調節する自律神経に影響します。

お風呂にゆっくり浸かる
入浴には、一日の疲れをとり、自律神経を整える働きがあります。ぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。

タバコを控える
タバコは血管を収縮させ、体を冷やす原因になります。

寒さはこれからが本番!生活習慣を見直して冬をのりきりましょう。

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