長かったGWも終わりましたね。

もう普段のペースに戻れましたか
 
ところで、厚生省のデーターによると、長期休暇明けは自殺者が多くなるとのこと。

これは、仕事のストレスによるうつ病が原因ともいわれます。
国が「自殺・うつ病等対策プロジェクトチーム」を設置するなど、深刻な問題になっているようです

うつ病まで進行しなくても、不安やストレスで不眠症になるケースも増えているようです。

不安や悩みがまったくない、という方はいないと思います。多少なりとも、眠れぬ夜を過ごした経験があるのではないでしょうか?

 
最近読んだ本に、不眠解消法の話が載っていました。

小沢道雄和尚の「続・本日ただいま誕生」の一節です。

この方、敗戦後シベリアに抑留され、強制労働が原因で両足切断。その後さまざまな経験を経て、僧になられ、「足なし禅師」といわれた方です。

あるとき不眠症で悩んでいる男性が、和尚に相談にきました。

病院で、睡眠薬や安定剤をもらって飲んでいたが、薬の効果が切れると、かえって不安がつのり、毎日、夢遊病者のような生活が続いていたとのこと。

以下、本文を抜粋すると…

そんなとき、お友だちと一緒に和尚さんを訪ねたのであります。和尚さんはニコニコしながらいとも無造作に、

和尚「あなた、奇妙な癖を身につけていまいましたな。
   病気なんかじゃありませんや。
   そんな癖がいつの間にか、ちょっとついた、ただそれだけのこと
   だと思いますよ」

男性「いや癖なんかじゃありません。
   私は極度のノイローゼです。
   病院の先生も診断して、症状が出ているからと安定剤をくれました。
   癖だなんてひどい…」

和尚「それが癖なんですわ、そんなふうにしか考えられなくなった!」

どうも次元が異なっている感じで、私はあぜんとするばかりでした。

和尚さんは言いました。眠りに対しての秘訣といって、

眠ろうとする、そのことをやめることです。
 あえて熟睡しなきゃ疲れがとれないなどと考えなくてよろしい。
 眠れなかったら眠らなくてよいのです。
 静かに目を閉じて呼吸を繰り返しているだけでそれでよいのです。
 それが自然にあなたの必要な休養になっているのですから…。

寝床に入ったとき、まず体中の力を抜きます。
 そして手足を十分伸ばします。
 この場合、手は胸の上に組まないのがよいと思います。
 指は自然に開いたまま体に添えて握りしめないことです。
 まあ一口にいって、体中の関節を脱したような状態、これが最良です。

心の問題、いやこの場合、思いの処置といっておきましょう。
 いろいろと頭に浮かびます。
 思いが生じてくるのは至極当然です。「当然なんですよ!」。
 この浮かんでくるものを、浮かびっぱなしにして、あえていじりまわさない、
 つまり「勝手に考えていろ」とはったらかすことです、思いを追うから
 いけないのです。

奇妙な癖がついてしまいましたな。いつも同じような思いが頭に
 浮かんでまいりますな。この癖をしばらく眺めているとするか。
 あなた(自分のこと)も、この癖によっていろいろとたいへんですな。
 まあぼつぼつ眠るとするか…(これは自分との対話)

それでも眠りに落ちない場合、この場合はしばらく軽い作業をして
 もらいます。たたきながら、下腹部に少しずつ力を入れていきます。
 まあ軽い腹式呼吸を繰り返します。

癖といわれたことに反発はあったのですが、一面、癖ならば、と軽い気持ちにもなれたことは事実でありました。

「何気なくやりましょうや、歌でも唄いながら…」
という和尚さんの言葉に引きずられて、それとなくやっているうちに、安定剤もいらなくなり、睡眠薬も少なくなった。

特に、の「この癖をしばらく眺めているとするか。あなたもこの癖によっていろいろたいへんですな」の、自分に対しての問いかけ、これを教えてもらったことで、それまでは、がんじがらめに自分を縛っていたものを、ほどく糸口がついたようであります。

それで、不眠症もすっかり治り、気持ちよく眠れるので、朝も気持ちよく目覚め、「さあ、今日も一日精一杯にやろう」と自分にかけ声をかけている毎日です。

不眠症でお悩みの方は試してみませんか