ヒートショックに注意しましょう

先日、福岡にも初雪が降りました。11月の初雪としては25年ぶりだったそうですが、日ごとに寒さが厳しくなってきていますね。

そろそろヒートショックに気をつける季節です。

ヒートショックとは、急激な温度変化によって、体がダメージを受けることで、これにより血圧が急上昇したり、急下降するということがおこります。

暖房がきいた部屋から、寒いところに出るようなときには、血管が収縮し、血圧が急に上昇するため、脳出血なども心配されます。

気をつけたいのは、入浴時。

あるデーターによると、平常時に最高血圧123の人が、室温10度で脱衣後に湯船につからず、そのまま体を洗うと、159まで上昇したという話も…

また、入浴などで急に体が温められると、血管が広がるため、急激に血圧が低下。さらに汗をかくことにより、血液の粘度が上昇し、脳梗塞や心筋梗塞、失神などを起こす危険性があります。

厚生労働省の調査では、お風呂でおぼれて亡くなった人は、ここ数年3000人前後で、そのうち65歳以上は90%近くにもなるそうです。

そのようなケースを含めると、ヒートショックによる死者は年間で1万4000人にもなるといわれています。

対策としては、脱衣所に小型のヒーターなどを設置し、入浴前に温めておくこと。

浴室はお湯をはるときに、蛇口からではなく、シャワーでお湯を入れるようにすると、蒸気が浴室に満たされて、温度が5~10度も上がるそうです。
おためしください。

また、お湯の温度は熱めよりも、40~41度くらいが、体への負担が少ないそうですよ。ゆっくりつかって、心身ともにリラックスしましょう。

お風呂以外で気をつけたい場所といえば「トイレ」。

ここも小型のヒーターで温めておいたり、ガラス窓にはカーテンをつけるなどして冷え対策を。

冬はこれからが本番、早めの寒さ対策をお忘れなく。

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