健康プチコラム

老化防止に楽器を始めませんか?

楽器の演奏が老化を食い止める効果があることが、 ある研究でわかったそうです。

以下、記事より抜粋。

「特に9歳以前から楽器のレッスンを続けていた人と、生涯にわたって長く 同じ楽器を演奏し続けていた人にその傾向が強かったようです。

音楽と若さの関係については以下から。

Forever young? Why being a musician can slow effects of ageing | Mail Online

研究者によると、45~65歳で楽器を演奏している人たちは、同年代の そうでない人たちよりも記憶力と、雑音の中でスピーチを聞き分ける能力が 高かったということです。
これ以前に行われた学生を対象にした実験では、 音楽の指導を受けた生徒は勉強がよくできる傾向があったという結果が でていたとのことで、音楽がよい影響を与えるのは若者だけではなかったということが証明されたようです。

特に雑音下でスピーチを聞き分ける能力は、同じくらいの年格好の人でも 著しく個人差が出るとのこと。その理由として、高齢になると社会的に 孤立してしまいがちであることや、気分の落ち込みが関連しているのではないかとも言われています。

その理由をさらに詳しく突き止めるため、アメリカ・イリノイ州にある ノースウエスタン大学の聴覚神経科学研究所は、音楽を趣味とする18人のグループと、 そうでないグループ19人を対象に比較実験を行いました。被験者の年代は45~65歳でした。
すると、楽器を9歳より以前に始めた人や、1つの楽器を生涯を通じて演奏し続けている人は、楽器に触れていない人よりもずっと優れた聴覚・視覚能力を発揮したそうです。」

体の機能は使わないと衰えていくといわれます。楽器の演奏は、聴覚だけでなく指先を使うので、脳の刺激にもよいかもしれません。

社会人を対象にした「大人の音楽レッスン」もありますし、仕事の都合で教室に通えない方には、インターネットを利用したオンライン講座もあるようです。

実は私も2年ほど前から、学生時代にやっていたエレキギターを、夜ちょこちょこ弾いてます。弾くというより、さわるというくらいのレベルですが…

若いとき楽器をされていた方は、再開されてはいかがでしょう。楽しみながら痴呆の予防もできそうですよ。

「非常持ち出し袋」には、これを入れておきましょう!

4月も下旬。こちらは桜も散り、そろそろ青葉茂る新緑の季節です。

とはいえ、まだまだ余震や誘発地震が続いているようで、すがすがしい気分とは言い難いですね…

ところで、緊急時の非常持ち出し袋を用意されている方も多いと思いますが、その中に次のようなものも入れておいてください。いざ!というときに役に立ちますよ。

■ 砂糖と塩

砂糖40gと塩3gを計量し、ポリ袋などに密封しておきます。

非常時には、これを1リットルの水に溶かせば、水分を効率良く吸収することができます。水分を効率良く吸収し、体の機能を維持するためには、適度な糖分と塩分が必要だからです。ポカリスエットみたいなものでしょうか?

非常時に、砂糖40gと塩3gをおおまかに計量する方法は、ペットボトルのキャップを使うこと。キャップで、砂糖14杯半、塩軽く1杯(=0.8杯)が目安だそうです。

■ ラップフィルム

食品用のラップフィルムは、様々なものの代わりに使えます。

包帯として
骨折したと思われる場合、患部に板やダンボールなどの硬いものをあててから、ラップフィルムで巻いて固定します。

防寒着として
衣服の上からラップフィルムをゆるく巻きつけます。

ひもの代わりとして
ラップフィルムを細長くねじる。ねじったものを3本作って三つ編みにすれば、より丈夫になります。

食器にかぶせて
これはご存じの方も多いと思いますが、皿などをラップフィルムで覆います。そこに食品を乗せて食事をとるようにすれば、食後はラップフィルムをはがすだけで後片付けができます。

今回紹介したものは、腐るようなものではないので、多めに準備しておくとよいかもしれませんね。

※健康管理士ニュース参考

水の大切さを見直しましょう!

東北地方の大地震から3週間が過ぎました。

あらためて、被災されました皆様方には心よりお見舞い申し上げます。

ところで、連日原発の2次災害が問題になっていますね。高濃度の放射能を含んだ水が、海に流れ出しているそうですが一日も早く食い止めてもらいたいものです。

また、野菜や水道水から放射能が検出されるという報道も…水や食物は生きていくために不可欠なもの、早期の対策を願います。

「蛇口をひねれば、いつでも安心して水が飲める」
そんな国は世界中に少ないと聞いたことがありますが、日本もこれからそういう状況になるのでしょうか?
失って初めて大切さを知る。そんなことにならなければよいのですが…

ご存じのように、人間の体はその60%以上が水分です。

成人が1日に必要な水分量の目安は、2リットルから2.5リットル。私たちは、この量を食事や飲料から摂取して健康を保っています。

体は水によって新陳代謝をし、老廃物を尿や汗として約1.5リットルも体の外にだしていて、それをおぎなうためには、どうしても外から水分補給をしなければいけないしくみになっているのです。

ところで、人間は水なしでどのくらい生きられると思いますか?

たった3~4日だそうです。

以前読んだ、修行僧の本の中に印象的な話がありました。

断食、不眠など極限の中の荒行で何が1番辛かったというと、水を十分に飲めなかったことだということでした。

水の大切さを考えると、朝起きて顔を洗って歯をみがき、夜お風呂に入って寝るまでの間にできる限りの節水が必要ですね。

それにしても、トイレってなんであんなに水が必要なのでしょうか?先日、自宅のトイレが壊れて水が出なくなったとき、流すのにバケツ2杯も水が必要でした!節水型トイレも検討しないといけませんね…

そのうち日常的に使う「普通の水」も、ミネラル水とかお茶のように、ペットボトルやタンクで販売されるようになるのでしょうか。

そうならないためにも、今回の件をきっかけに、身近なところでも「命の水」の大切さを考えましょう。

脳の疾患、パーキンソン病とは?

3月になりました。本格的な春も、もうすぐですね。

日の出も早くなり、早朝ウォーキングにいい季節です。
先日ブログにも書きましたが、歩くことは認知症の予防にもよいとのこと。目安は週に3時間程度だそうです。

ところで、認知症などの脳の病気といえば、アルツハイマー以外にも難病に指定されている「パーキンソン病」がよく知られています。

この病気は、脳の神経細胞が変性、減少して起こるといわれ、次のような症状がみられるようです。

■ 手や足が震える
1秒間に5回前後の震えがあるが、寝ているときや体を動かしているときは治まる。

■ 筋肉がこわばる
よくあらわれる症状で、関節などの動きが悪くなったり、曲げ伸ばしが困難になる。

■ 姿勢を保つことができない
背中を丸めて、前かがみで歩く特徴があり、止まることや曲がることが困難になる。

パーキンソン病は、40歳代以降の中年で発症することが多く、10万人に100~150人の割合だそうです。高齢になるほど発症率は高くなるとのこと。

ずいぶん前ですが、元ボクサーのモハメド・アリが、パーキンソン病になったときの映像がテレビで流れてました。体の震えがひどかったのを覚えています…

他有名人では、映画バック・トゥ・ザ・フューチャーで主演した、マイケル・J・フォックスもよく知られていますね。

パーキンソン病は、ドーパミンが不足することが一因だともいわれ、治療法としては、ドーパミン投与などの薬物治療が一般的のようです。

ちなみにドーパミンという物質は、「趣味など何かに夢中になっているとき」や「喜んでいるとき」「感動したとき」などに、大量に出るといわれますから、趣味やスポーツを楽しんだり、新しいことを始めて、脳に刺激を与えることも予防によいかもしれません。
また、指先を動かすことは、脳を活性化させるのに必要なことですから、年配の方は、日記をつけたり、絵画や手芸などをされてはいかがでしょうか。

ウォーキングはボケ防止になる!?

週刊誌に興味深い記事が載っていたのでご紹介を。

ゲームで大ヒットの「脳トレ」より、ボケ防止にはウォーキングが効果的とのこと。抜粋すると…

「運動不足ぎみだが健康体の高齢者124人を任意に集め、二つのグループに分けて6ヵ月のあいだそれぞれ別のエクササイズをしてもらった。すると、そのうち、脳の血流増加に効果がある有酸素運動ー毎週3時間のウォーキングをしたグループの認知能力のテスト結果が大幅に向上したのだ。」

「それだけではない、毎週3日に1度45分だけウォーキングをした高齢者は、ストレッチングとトーニング(発声気功)のグループにくらべて、前頭部の脊髄灰白質が減少していなかったのだ。」 ※週刊文春2月3日号より

灰白質とは、辞書によると「脊椎動物の、主に神経細胞からなる中枢神経の組織。大脳や小脳では皮質、脊髄では神経繊維の束で構成される白質に囲まれた髄質部。」だそうです。

この脳脊髄灰白質は、一般的に年齢を重ねるごとに減少し、それが認知能力低下の原因のひとつになっているとのこと。

結論として、毎週3時間のウォーキングが、脳の血流を増加させたり、脳脊髄灰白質が減ることをおさえることで、ボケ防止に効果があるということです。

なぜ、この記事が目にとまったかといいますと、私が毎日ウォーキングをしているからです(笑

ボケ防止で始めたわけではないですが、こんなスゴイ効果があるなら、寒い朝に起きるのも苦になりません。

といいたいところですが、今週末にまたもや寒波が…春が待ち遠しいこの頃です。

死因の1位は男女とも悪性新生物!

先日、会社に健康診断の案内がきていました。こういうお知らせがないと、なかなか行く機会を逃してしまいますね。

ところで、厚生労働省が発表した2009年の統計によると、死因の1位は悪性新生物で約34万人。これは全死亡の30%にもなるそうです。正確には、男性が33.9%で女性は25.9%と男性が若干多めです。

ちなみに男性の場合、2位の心疾患が約8万5千人ですから、その差は2倍以上と驚きの数字です。

悪性新生物とは、一般的にはがんといわれていますが、悪性リンパ腫、白血病などの血液のがんや骨肉腫、筋肉腫なども指します。

これを男女別、部位ごとに表わしたものが次の表です。

男性の場合

順位 部位 死亡数(人)
1 気管、気管支および肺 49,035
2 32,776
3 大腸 22,762
4 肝および肝内胆管 21,637
5 膵臓 14,094
6 前立腺 10,036
7 食道 9,908
8 胆のう 8,598
9 悪性リンパ腫 5,582

女性の場合

順位 部位 死亡数(人)
1 大腸 19,672
2 気管、気管支および肺 18,548
3 17,241
4 膵臓 12,697
5 乳房 11,918
6 肝および肝内胆管 11,088
7 胆のう 9,001
8 子宮 5,524
9 卵巣 4,603

男女特有の症状もありますが、1位~3位までは入れ替わっているだけです。
男性1位の気管や肺に関しては、喫煙との関連があるのでしょうか?

今や、亡くなった方の3人にひとりが、がんという時代。
定期健診や生活習慣の改善で、早期発見、早い処置を心がけたいですね。