健康プチコラム

ハーブにはインフルエンザ予防の効果が!

空気が異常に乾燥している影響で、インフルエンザが流行しているようです。
特に受験生のみなさんは、体調管理に十分気をつけてくださいね。

ところで、インフルエンザやカゼの予防にハーブやアロマがよいというのはご存知でしょうか?

リラックス効果はよく知られていますから、ご利用の方も多いと思います。

ハーブにはたくさんの種類がありますが、その中には抗菌作用や免疫力を高めるものもあり、マウスを使った実験結果も報告されているそうです。

次の表をご参考にしてください。

名称 使用形状 精油の香り 主な効能
エキナセア ハーブ 抗菌、抗ウイルス、免疫力アップ
エルダーフラワー ハーブ 発汗、利尿、抗アレルギー
ジンジャー 精油、ハーブ スパイシー系 消炎、血行促進、発汗
ティートリー 主に精油 ウッディー系 抗菌、抗ウイルス
ペパーミント 精油、ハーブ ハーブ系 発汗、消炎
ユーカリ 精油、ハーブ ウッディー系 抗菌、抗ウイルス
ラベンダー 精油、ハーブ フローラル系 抗菌、安眠、沈静
レモングラス 精油、ハーブ 柑橘系 抗菌、消化促進
ローズヒップ ハーブ ビタミンC補給、免疫力アップ

■使用方法

【ハーブティーの場合】

ハーブの有効成分は水に溶けるため、飲んだ後時間が経てば尿として排出されます。
そのため一度に大量に飲むのではなく、数時間ごとに飲むのが効果的。

● 作り方
1)温めたポットにドライハーブをティースプーン1~2杯(約2~3g)入れる。
2)熱湯(200g)を注ぎ、ふたをして3分ほど置く。
3)温めたティーカップに茶漉しでこしながら注ぐ。

【アロマの場合】

● 蒸気吸入法
1)洗面器・マグカップ等に熱湯をはる。
2)1~3滴の精油(エッセンシャルオイル)をたらす。
3)蒸気に顔をあて吸入する。

インフルエンザ予防には、ティートリー、ユーカリなどがおすすめ。
もちろん、手洗いやうがいなど基本的な予防もお忘れなく。

「Smart Life Project」で健康寿命をのばしましょう!

明けましておめでとうございます。

全国的に厳しい寒さが続いているようですが、いかがお過ごしですか?

昨年は想定外の出来事が多かったですね…まだまだ、心身ともにお疲れの方も多いと思います。

健康な体と心は生活の基本。少しずつでも回復されるように願っております。

さて、昨年厚生労働省が「健康寿命」をのばすことを目的にしたSmart Life Project (スマートライフプロジェクト)を開始したことをご存じでしょうか?

Smart Life Projectとは、この趣旨に賛同する企業または、団体の社員や職員に、健康意識向上につながる活動を行ってもらい、多くの方々の健康づくりの意識を高め、生活習慣の改善、健康寿命をのばすことを目的とした取り組みです。

くわしくはこちらのサイトへ

Smart Life Project

ちなみに、健康寿命とは、日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間とのこと。

簡単に言えば、「健康な状態で長生きしましょう」ということでしょうか。

Smart Life Projectは、生活習慣病予防が目的ですので、キーワードは「運動」「食生活」「喫煙」の3つ。

【 運動 】

毎日10分の運動を習慣にしましょう。
たとえば、通勤のときに苦しくならない程度の早歩き。
エレベーターを控えて、階段を使うのもよいかもしれません。

【 食生活 】

1日プラス100gの野菜を目安にする。
野菜不足の改善と、朝食をしっかり食べる習慣をつけましょう。

【 禁煙 】

タバコの害はいろいろ言われていますが、本人だけでなく、まわりの人の迷惑にも。
また、肌の老化防止にも禁煙はおすすめです。

以上がポイントですが、喫煙者以外の方は、気持ちしだいで、無理なくできそうな内容ですね。2012年は、「健康寿命」を心がけていきましょう。

低体温症に気をつけましょう

先月までは、全国的にポカポカ陽気の日も多かったようですが、クリスマスが近づくにしたがって、寒さが厳しくなってきました。

個人的に、寒いのは苦手なんですが、気温が下がらないとクリスマスや年末は盛り上がりませんね(笑

さて、この季節は「冷え性でつらい…」という声をよく聞きます。

女性の方に多いようですが、冷え性は手足など体の一部が慢性的に冷えている状態で、自覚できます。

いっぽう似たような表現で低体温というのを聞かれたことがあると思います。

低体温とは平熱が35度台、またはそれ以下で、体全体が冷えて体温調節が
働かなくなる状態です。冷え性と違い、自覚していない人がほとんどです。

低体温は、体にさまざまな悪影響を与えます。

人の体温は、36~37度の状態が体内の酵素が最も活性化され、細胞の新陳代謝も活発におこなわれ、免疫力が高い状態だといわれます。

なので、カゼやウイルスなどに対する抵抗力もありますが、低体温の場合は、免疫力が落ちているため、感染症にかかりやすくなったり、代謝不良による肥満がおこりやすくなるのです。

体温が1度下がるだけで、免疫力は30%以上、基礎代謝は10%以上低下するといわれます。

肩こり、頭痛、腰痛、生理痛、不眠などの症状も低体温が原因であらわれる場合が多いとのこと。

低体温の原因は、普段の食生活や生活習慣にあると考えられます。

次のような生活をしていませんか?

・朝食を抜いたり、過剰なダイエットなど乱れた食習慣をしている
・冷たい物や甘い物をよく食べる
・冷暖房完備の生活で、汗をあまりかかない
・浴槽につからず、シャワーだけの入浴をしている
・運動不足で筋力が低下している
・過度のストレスを感じることがよくある
・夜型の生活をしている

複数思い当たる方は、低体温症に気をつけた方がよさそうです。改善方法は、下記をご参考ください。

朝食をしっかり食べる
朝食を抜くと午前中の体温が上がりにくくなり、学習や労働意欲の低下、疲労の度合いが強くなります。

体を温める物を食べる
唐辛子や山椒、生姜、カモミールやサフランなどのハーブなど、体を温める食材や温かい鍋・汁料理を食べるようにしましょう。

積極的に運動を行う
筋肉を鍛えることで基礎代謝が高くなり、体温も上がりやすくなります。

ストレスとうまく付き合う
ストレスは体温を調節する自律神経に影響します。

お風呂にゆっくり浸かる
入浴には、一日の疲れをとり、自律神経を整える働きがあります。ぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。

タバコを控える
タバコは血管を収縮させ、体を冷やす原因になります。

寒さはこれからが本番!生活習慣を見直して冬をのりきりましょう。

脳の老化を防ぐポイントは行動すること!

11月も下旬になり、街中にはクリスマスのイルミネーションが目立つようになってきました。

お歳暮や年賀状の案内も届き始めましたが、気温の高い日が続いているせいか、まだまだ年末という気分ではありませんね。

しかし、毎年12月はアッという間!そろそろ考えておかないと…

ところで、「親せきや知人の名前や電話番号がなかなか思い出せない…」そんなことはありませんか?

このようなときによくいわれるのが、脳の老化現象

脳は50歳くらいから老化が始まるそうですが、努力しだいでは老化を防ぐことはもちろん、成長をさせることもできるそうです。

趣味や人と会話することなどが、脳の活性化にはよいといわれますね。

しかし、趣味を始めるといっても特に興味があるものがない。また、人と会うのが苦手という方も多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめするのは、まず「歩く」「走る」こと

そのワケは、脳にはそれぞれの機能によって使う場所が違い、運動系や思考系、視覚系、聴覚系、記憶系など機能ごとに120ほどに区分されています。その中の運動系と思考系が非常に近いところにあり、体を動かすことが思考の始まりと考えられるためだとか。

また、皮膚感覚も思考系の近くにあるため、汗をかいたり、シャワーを浴びるなどの皮膚に刺激を与えることもよいそうです。

脳を活性化する手始めとして、ウォーキングやランニングを始めてみませんか?

こんな頭痛には気をつけましょう

globeのkeikoさんが、くも膜下出血で入院されたそうですね。

幸い命に別条はなかったようですが、話によると倒れる前にバットで
殴られたような激しい頭痛があったとか…

「突然バットで殴られたような痛み」は、くも膜下出血の特徴です。

頭痛の症状はいろいろありますが、「突然の頭痛」「繰り返し起こる頭痛」
「長く続く頭痛」
は要注意。次のような症状の疑いがあります。

危険な状態ですので、早急な処置を。

■ 強い頭痛と吐き気や高熱、意識の低下がある場合は「髄膜炎」「脳炎」
■ 頭痛が何日も続き、しだいにひどくなる場合は「脳腫瘍」「慢性硬膜下血腫」

ちなみに、肩コリやストレスが原因で起こる頭痛は、「緊張性頭痛」といわれ、
首や肩をもむなどして血流をよくすれば痛みがやわらぎます。
これは一時的なものなので心配はないようです。

睡眠の質を高める5つのポイント

秋も本番になり、過ごしやすい気候が続いていますね。

真夏の猛暑から解放され、心身の疲れをとるよい時期です。

特に睡眠は、健康な体や心を維持する大切なもの。
次のことを参考にして、快適な毎日をお過ごしください。

・毎朝決まった時間に起きて朝日を浴びる

脳の中には、生体リズムをコントロールする体内時計があります。朝、日光を浴びると体内時計がリセットされて、昼と夜のリズムに合った体内リズムが作られます。
また、睡眠を促すホルモンのメラトニンは、その日に初めて光を浴びてから、14時間後に分泌が始まるので、朝、適度な日光を浴びることが、快適な睡眠につながるといわれます。

・昼間、外に出る機会をつくる

昼間活発に活動することによって寝つきが良くなります。適度な運動を心がけましょう。

・規則正しい時間に食事を取る

生体リズムを整えるためには、3食規則正しい時間に食べることが大切。特に朝食は血糖値を上げることで、体を目覚めさせる大事なきっかけとなり、1日のリズムが作りやすくなります。
また、寝る直前の食事は消化器官に負担をかけるので、就寝の3時間前までには食事を終えるようにしましょう。

・睡眠の環境を整える

寝具や寝室の状態など睡眠の環境は、睡眠の質に大きく影響を与えます。次のようなことをご参考ください。

【室温と湿度】
今の季節の理想的な室温は20~24度、湿度50~60%。快適な温度・湿度を維持することが大切です。

【明るさ】
寝室は30ルクス(月明かり程度)が良いです。
寝る前に500ルクス以上の光、特に青白い光を浴びると、メラトニンが減ってしまいますので、寝る1~2時間前から、やや暗めの白熱灯のもとで過ごすと寝つきが良くなります。

【音】
図書館並みの静けさ(40デシベル以下)が理想的です。40デシベルを超えると、睡眠に悪影響が現れるとのこと。

【寝具】
自分に合った枕や寝具を選びましょう。
特に枕は重要で、睡眠中に自然な首のカーブが保たれていることが良い枕の条件です。寝返りがスムーズにできるかどうかもご注意下さい。

・自分なりのリラックス法を見つける

就寝前は心身をリラックスさせて、昼間の緊張をほぐすことが必要。
また、人間の体は、体温が低下していく時に眠りに入りやすくなります。リラックスと体温低下のためには、入浴がおすすめ。ぬるめのお風呂(38~40℃)にゆっくりつかると、副交感神経が優位になってリラックスでき、体が温まったあとは体温が下がり始め、眠くなっていきます。
その他にも軽い読書や音楽、香り、ゆったりしたストレッチなど、自分に合ったリラックス方法をみつけましょう!

※ 日本成人病予防協会資料より