健康プチコラム

便秘、むくみは毒素が原因?

現代は食生活が豊かになった反面、品質保持のために農薬や保存料などの「人工化合物」を使っている食品が多くあります。

もちろん体に害が無いといわれるものが使われてはいますが、長期使用の影響に関してはまだよくわかっていないものもあるようです。

また、車から出る排気ガスなども自然と体に入ってきます。普通に生活しているだけで、知らずに食事や皮膚などから有害な毒素を体にため込んでいるんです。

体に毒素がたまってくると、便秘になったり、おならがよく出る、むくむなどの症状もみられます。改善するためにはデトックスが有効だといわれています。
かんたんな運動でもデトックスができるのでお試しください。

まず、お腹のヘソから指3本分下の位置の「丹田」を右手の人差し指で押さえ、左手の人差し指で丹田の背中側の位置の「腎癒(じんゆ)」というところを軽く押さえながら、腰を大きく円を描くように10回くらい動かすとよいそうです。
これを入浴時や仕事の休憩時間にまめにしてみてください。

特に下の「停滞腸チェックリスト」で危険度で要注意の方にはおすすめです。

——— 停滞腸チェックリスト —————–

■ 基本的に小食だ
■ 野菜はあまり好きではない
■ 果物はあまり食べない
■ 水分をあまりとらない
■ 1日3食とらない日が多い
■ 食後、またはふだんから下腹部がぽっこり出ている
■ 最近ダイエットをしている
■ 運動不足である
■ 最近ストレスを感じることが多い
■ 最近便秘ぎみだ

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上の項目に5個以上あてはまる方は注意が必要ですから食生活の改善や運動などで、生活習慣を見直してみましょう。

プチ更年期とは?

一般的に、更年期障害は45歳~55歳くらいの間に起こるといわれています。

更年期障害は卵巣機能が低下することで起こる障害なので、卵巣機能が働いていれば医学的には更年期障害とはいえません。

しかし今は、それよりも若い世代で《 更年期障害のような症状 》に悩む女性が増えていてプチ更年期などと呼ばれています。

なぜこのような症状が起こるのかというと、女性ホルモンの指令中枢がある脳下垂体や視床下部は「ストレス、疲労、ダイエット、不規則な生活、喫煙、激しい運動」などの外部からの刺激を受けやすい繊細な場所のため、これらが原因で生理不順になると、ホルモンのバランスが乱れて更年期障害に似た「プチ更年期」の症状がでるといわれています。

「もしかしてプチ更年期かな」と思ったら血液検査をしてみるとよいそうです。異常がなければ、まずは食事や生活習慣を改善してみましょう。

しかし、くよくよ悩んだり同じような生活を続けていると、本当に卵巣機能が低下して「早期閉経」を引き起こすこともあるそうです。

ちなみに閉経により、卵巣ホルモンのエストロゲンの分泌が低下すると 「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」や血液中の中性脂肪やコレステロールなどが増えることによって「高脂血症」になりやすいといわれています。

更年期の症状に個人差がみられるのは、気持ちも関係しているといわれていますから、家のなかに閉じこもっているより、趣味などで気晴らしをしたり、適度に体を動かしてストレスを解消してこころをリフレッシュすることも必要のようです。。

疲れがたまっていませんか!?

いよいよ新年度になり、就職や入学の準備で忙しい日々を過ごされている方も多いのではないでしょうか?

あれこれと思いをめぐらせて、期待と不安で疲れがたまっていませんか?季節の変わりめは体調をくずしやすい時ですから注意が必要です。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)って聞かれたことがあると思います。

これは子供の頃にかかった「水ぼうそう」のウイルスが原因で起こると言われています。水ぼうそうのウイルスは治ったあとも、体に潜んでいて疲労などで、体の抵抗力が落ちると再発することがあります。

一度かかれば免疫ができますから、ほとんどの方は心配いりませんが、極端に抵抗力が弱ったときには注意してください。

帯状疱疹の予防策としては

●水ぶくれはやぶらない
●規則正しい生活をして、十分な栄養と休養をとる
●適度な運動をして、体力をつける

などがありますが、症状がでたらすぐに皮膚科で診断してもらいましょう。
帯状疱疹は、「疲れました・・・」という体のSOSですから、栄養と休養をとりまずは体を休めましょう。

特別な病気ではありませんが、治療が遅れたり高齢者の場合は、しつこく痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」になってしまうこともあるので、40代以降の方は特に早めの治療を心がけた方がよいですよ。

化繊アレルギーは薬に注意!?

この季節になると、毎年「花粉症」が話題になります。
花粉症もアレルギーの一種で、一般的なものがスギ花粉です。

しかし、アレルギーはスギ花粉だけが原因ではありません。
他の草木の花粉や、ダニ、ホコリが原因の場合もありますから、何に対してのアレルギーなのか調べることも大切かもしれません。

また、化学繊維を着るとチクチクするとか、かぶれるという方は薬アレルギーを起こしやすいそうです。
なぜなら、そのような方は化学物質に敏感な体質になっているからです。薬は石油製品(化学物質)が多く、それを体が排除しようとして薬アレルギーがおこりやすくなります。
過去に薬を飲んでアレルギー症状が出た方は、処方してもらうときに、必ずそのことを話しましょう。

アレルギーは、体が異物と認識したものに対して抗体をつくり、それが我慢できる限界を超えるたときに発症します。
限界には個人差がありますから、これまで薬アレルギーがない方も、化学繊維で「最近かゆみが出だした」「かぶれるようになった」という方はその兆候があるかもしれません。
薬をもらうときには、告げるように気をつけましょう。

だ液は虫歯の予防に必要!?

小学生の頃、給食の時間に先生から「よく噛んで食べましょう」とよく言われていませんでしたか?

これは消化を助けるためでもありますが、噛むことによってだ液の分泌を活発にするためでもあります。

「だ液」の大事な働きは、歯や粘膜の汚れを洗い流して口の中を清潔に保つことです。また、だ液のたんぱく質は歯の表面に膜を作り虫歯を防いでくれます。
しかし、だ液の分泌量は加齢や生活習慣の乱れによって減ってしまいます。

女性の場合は閉経するとホルモンの関係で、口腔内乾燥とよばれるドライマウスが起こりやすいそうです。「口が渇く」という状態は、自律神経の影響を受けて、緊張や不安を感じたりイライラすると、だ液にねばりが出てくるためです。逆にリラックスしたときはサラサラのだ液になります。

だ液の分泌を活発にする方法は、よく噛む習慣を作ることですがガムを噛むことでも、だ液の分泌を補うことができるそうです。最近はほとんどシュガーレスガムになりましたから虫歯や肥満の心配はありません。
また、チーズもだ液の分泌をよくしてくれて、酸性になった口の中を中和してくれる働きがあるそうです。

以前、ガムを噛むことで、耳鳴りや難聴の改善に効果がある話を紹介しましたが、ガムっていがいと健康のために役立つんですね。

腹巻していますか!?

先日、腹巻って言葉を久しぶりに目にしました。

私が子供の頃は、寝るときに毛糸の腹巻をしていたような記憶がありますが、最近はまったくお目にかかっていませんでした。この「腹巻」が今女性に人気なんだそうです。

先日「FujiSankei Business i」の記事で見かけましたので抜粋して紹介します。

いま若い女性に「腹巻き」が人気だ。大手下着ブランドからおしゃれな腹巻きが相次いで登場、愛用者が増えている。

主に寒さ対策として使われる腹巻きだが、実は防寒以外にも、新陳代謝を正常に保ったり免疫力を上げるなどのさまざまな健康効果があり、医者も注目している。

「腹巻きの人気はとても良い傾向」とは、東京女子医科大学付属青山自然医療研究所クリニックの川嶋朗所長。おなかの冷えは全身の冷えにつながるため、健康面で大きな危険をはらむからだ。冷えは万病のもとだと川嶋所長は強調する。

最大の問題は、冷えによる血流低下。酸素や栄養を運ぶ役割の血流が悪くなると細胞の働きが鈍り、新陳代謝も悪化、老廃物排出も滞るため血栓のリスクも出てくる。

第二の問題は、低体温では酵素がうまく働かないこと。酵素は体内のさまざまな化学反応にかかわるため、酵素反応の悪化が脂肪代謝に影響すれば生活習慣病につながる可能性もある。

また“心の健康”にも冷えが関係すると説く。
「鬱病(うつびょう)の人のおなかを触ると必ず冷たい」。冷えて血流が低下すると脳内のセロトニン分泌が鈍るためだという。

冷えの解消には、局部的でなく全身の血流を良くするのがポイント。その意味で腹巻きは有効だ。川嶋所長は昨年、太ももを温めると白血球が増加し免疫力が上がることを実証した。太ももには多くの筋肉が集まり、温めれば全身の血流アップに直結するからだ。「手足など末端を温めるより、おなかや太ももなど体幹を温めるほうが効果的」。

さらに、おなか(小腸)には全身のリンパ球の7割が存在するため、温めれば免疫力が向上。女性の場合は子宮も温まるので、生理痛対策としても役立つ。

おしゃれな腹巻っていうところが少し笑えますが、冷え性の方は、ためしてみる価値はありそうですね。