別腹が習慣になっていませんか?

こちらもそろそろ梅雨入りしそうですが、みなさんのところはいかがですか。

恵みの雨とはいいますが、どうしても雨降りは外へ出るのがおっくうになりますね。しかし、家の中にいるとついつい近くの甘いものが気になり、さっき食事をしたにもかかわらず、口の中へ…

「これはベツバラだから…」そんなことはありませんか?

別腹って本当にあるのでしょうか。

おなかいっぱいで、満腹になった胃は食べ物が入るスペースなどなく、胃の動きも遅くなっています。

ところが、不思議なことにおいしそ~なケーキを見たとたんに、胃から十二指腸につながる前庭部とよばれる部分が活発に動きだし、胃の上部にわずかな「すきま」をつくりだします。これが別腹の正体だといわれています。

このすきまができるのは、「予測調節」という機能によるものだそうです。

胃は消化活動を行うために、胃液を分泌してぜんどう運動により、食べ物を小腸に送りだします。ぜんどう運動は効率良く消化活動を行うために、食前の空腹を感じた時から始まります。このような食事の前に行われるぜんどう運動が「予測調節」です。

では、なぜ「予測調節」が、満腹の状態でも起きているのでしょうか。

それは、空腹状態では、血糖値が低下したという信号が伝わることでおこることに対して、満腹状態では好物を見たときの視覚情報が、摂食中枢を興奮させるためです。

このように別腹存在しますが、満腹状態にもかかわらず「デザートは別腹」といって、食べ続けていると習慣化し、だんだんと食事の量が増え続け、太りやすい体質になってしまいます。

また、塩辛いものや脂っこいものを食べた後に、さっぱりとしたものを口にしたくなりますね。このような、食感や味覚のちがいを求めることによっても、感覚特異性満腹とよばれる別腹がつくられることがあるようです。

なので「甘いものは食べないから」という方も、食べすぎには気をつけたほうがよさそうですよ。

足は第2の心臓、歩いていますか?

過ごしやすい日が続き、自宅近くの河川敷には運動をする姿が多く見られるようになりました。

運動といえば、有酸素運動と無酸素運動がありますが、ジョギング、ウォーキング、サイクリング、水泳などの有酸素運動は、からだに負担が少なく、気軽にできるところがいいですね。

有酸素運動は、からだの中に取り入れた酸素によって、糖質や脂肪を燃やし、エネルギーとして消費させることにより、メタボリック対策やダイエットにもおすすめされています。

なかでも簡単で効果的なのは、ウォーキングです。

足は第2の心臓とも言われ、血液の循環をよくする働きをしています。
太ももやふくらはぎの筋肉は、ポンプの役割をして心臓から遠い足の血液を運んでいるのです。

歩くことで血液の流れがよくなると、血管の内側の細胞が血流で刺激され、血管を広げるホルモンが分泌されることにより、その結果、血液の流れがよくなるため血圧も下がるといわれています。

血液は、酸素や栄養素などを体に運んでくれる大切なものです。また、体を守ってくれる免疫細胞も血液によって運ばれています。

ダイエットが目的で、ウォーキングをしている方も多いと思いますが、歩くことは健康維持のためにも大切なようです。わたしも、ウォーキングを始めて8ヶ月過ぎましたが、確かに体調はいいですよ。
ウォークマンで、お気に入りの曲を聞きながら歩いていると、30、40分はアッという間です。

ちなみにダイエットに効果的な運動は、20分以上必要とのこと。
なぜかというと、運動を始めると最初に糖質がエネルギー源として使われ、問題の中性脂肪が燃え出すまでに、約20分以上かかるからだそうです。

また、一番効率がよいのは「夕食前」です。

夕方になると、すでに糖質が消費されていますから、中性脂肪が燃え出すまでの時間が短縮されるためです。ウォーキングは、少し汗をかく程度の早歩きがポイントです。

時間的に無理な方は、ふだんの生活で階段を上り下りしたり、なるべく歩くように心がけてはいかがでしょうか。

ハチに刺されたことはありますか?

新緑が目立ちはじめ、さわやかな季節になりましたね。
週末は、山や海へお出かけの方も多いのではないでしょうか。

なかには「虫が苦手なので、山はちょっと…」という方もいらっしゃるのでは?

蚊に刺されたり、ノミにかまれたときに赤くなりますが、あれはアレルギーの一種なのだそうです。蚊やノミていどなら、気にすることはありませんが、注意するのはハチです。

毎年、夏になるとスズメバチの被害が話題になりますね。集団で襲ってこられたら、たまったものではありません。

ハチの毒にはアレルギーがあるので、1匹のハチからでも過去に刺された経験があると、人によっては2度目には意識を失ったり、呼吸困難などのショック症状を起こし、危険な状態になることがあるそうです。

ちなみに、ハチに刺されたときに、残っているハリを手でつまんで取ると、ハリについている毒の袋を押し出すことになり、さらに毒液がからだに入ることもあります。なので、ハチに刺されたら、あわてずに爪ではじき飛ばすようにして取りましょう。

刺されたら、抗ヒスタミン軟膏をぬるのが効果的ですが、なければとりあえず水で冷やすことが肝心です。

また「昆虫アレルギー」は、原因となるものが虫のからだ自体なので、その死骸や羽の一部分でも症状が起こることがあります。

山に出かけるときは、もしものためにも虫よけスプレーや薬を忘れないようにしましょう!

ビタミンのとりすぎに注意しましょう

最近はマルチビタミンのように、たくさんの栄養素が簡単にとれるサプリメントも多くなりましたね。

ビタミンが不足するとからだの機能に、さまざまな障害があらわれます。
たとえば、ビタミンB1がたりなくなると、糖質の代謝が悪くなることで、神経の働きにも影響し「疲れやすい」「食欲不振」「手足がしびれる」などの症状がみられるようになります。

しかし、必要以上にとると、悪影響が出るビタミンもあります。

ビタミンには水溶性脂溶性があり、水溶性ビタミンは尿に溶けて排出されるので、過剰症になることはありませんが、脂溶性のビタミン類は、とりすぎるとからだに蓄積されて不調の原因になることもありますから、注意しましょう。

脂溶性ビタミンとは「A」「D」「E」「K」で、次のような症状がみられることがあるそうです。

■ビタミンAが過剰になると…
頭痛、めまい、下痢、鼻血、毛が抜けやすくなったり、肝臓の機能低下などになるといわれます。しかし摂取をやめれば、ほとんどの場合は改善するようです。

■ビタミンDが過剰になると…
頭痛、下痢、嘔吐などの症状があらわれ、症状が進むと関節、腎臓、すい臓、リンパ節などにカルシウムがたまり、腎機能が低下して、尿毒症になることもあるそうです。いったん低下した腎機能は回復しないので、特にビタミンDの取りすぎには気をつけましょう。

ビタミンはふだんの食事からとるのが理想ですが、手軽なサプリメントを利用されている方も多いと思います。お使いのものが、脂溶性ビタミンであれば、食べる量に気をつけてくださいね。

仮面高血圧とは?

健康診断や病院で測ったら、正常な血圧なのに、仕事中や早朝、夜間になると高血圧が上がる…そんな状態を仮面高血圧というそうです。

働き盛りの方は、ストレスが原因で仕事中に血圧が上がっていることが多いらしく、そのままにしておくと動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞の危険性が、正常な人の4倍近くにもなるといわれています。

仮面高血圧の種類は次のようなものです。

■ストレス高血圧
仕事中のストレスが原因で、日中に血圧が上昇するため、朝と夜の血圧測定だけでは見過ごしてしまうことがあり、いそがしい主婦の方にも見られるケース。

■早朝高血圧
朝起きた時に血圧が異常に上昇し、月曜日に高くなることが多く、お酒をよく飲む人にもみられる。

■夜間高血圧
寝ているときも血圧が下がらない、または夜になって血圧が上昇することもあり、その影響が朝まで続くと早朝高血圧につながるケースも。
糖尿病、脳卒中、心不全、腎不全、睡眠時無呼吸症候群などの病気がおもな要因だといわれている。

また、タバコを吸う習慣がある方、特にヘビースモーカーの場合は、健康診断や病院では一時的に禁煙した状態になるので、血圧が喫煙時より低く測定されることがあり、見逃しやすいので、吸いすぎには注意しましょう。

ストレスは高血圧以外にも、いろいろな病気の原因だといわれています。

しかし、ストレスから開放されるというのは、なかなか難しいことですね…
ストレスから逃げるよりも、上手につきあっていくことが必要かもしれません。
もちろん食生活の改善や、軽い運動でからだを動かす習慣をつけることも大切ですよ。

爪にヨコ溝ができていませんか?

厳しい寒さも和らぎ、やっと春が近づいてきたようです。
オシャレをして、外出する機会も増えるのではないでしょうか?

オシャレといえば、女性は爪を気にされる方も多いと思いますが、男性の方はどうでしょう…

爪は、皮膚や毛髪と同じ成分でできているために、健康状態を知るひとつの目安になります。内臓の病気や、代謝異常なども爪の色や変形にあらわれるといわれます。

たとえば、爪にタテの溝ができるのは、動脈硬化が進行しているケースで、ふつう年をとるにつれて、動脈硬化は進んでいくので、タテ溝が目立つようになるようです。

この場合は、末梢血管の流れが悪くなるためのもので、あまり心配はないそうですが、ヨコの溝の場合は、甲状腺機能の低下や、腎臓疾患のネフローゼなどが疑がわれるとのこと。尿毒症や円形脱毛症の可能性も…

爪にヨコ溝が目立つようになったときは、早めに病院で検査してもらったほうがよいかもしれません。

また、爪が盛り上がる状態になったときは、肺気腫や肝硬変などの場合もあるそうですので、注意しましょう。

これからは、爪を切るときにちょっと注意してみてはいかがでしょうか。